決起文

※内容は立ち上げ時のものなので、現状と異なる場合がございます

皆様

東北大学大学院環境科学研究科修士2年(新年度より博士1年)鈴木杏奈と申します。私たちは、東北大の学生を集い、『東北大学学生復興支援ボランティア (仮)』を立ち上げております。現在、環境科学研究科吉岡教授、浅沼宏准教授に顧問をしていただき、大学側にも私たち組織を公認していただくよう志願して いる段階です。この組織の目的は、東北大学の学生として、東日本大震災の復興を支援することです。東北大学の学生として、私たちのやるべきこと、私たちに しかできないことをやりましょう!

私たちは、住み慣れた町、育ててくれた東北地域の復興を誰よりも望みます。ボランティアに参加することで、現場を目の当たりにし、自らの役目を認識しま しょう。ボランティア内容は、専門性を問われるものから、肉体労働まで様々なものが考えられます。そこでの東北大生の使命は、与えられた仕事をこなすだけ ではなく、10の仕事を与えられたら、20にして返すだけの創意工夫をし、地域に根ざした復興支援を行うことです。歴史の節目となるこの時に、私たちが新たな東北のスタートを支え、東北の未来を担いましょう。

この組織について説明します。既に東北大学では、多くの先生方が立ち上がり、東北大学として使命を果たすべく、復興に向けた活動を行っております。被災地 では一刻も早く、一人でも多くの人による支援が求められており、大学側にも要望があります。そこで私たちは、ボランティア業務を独立させ、東北大学の学生 主体で復興支援ボランティアを行うことにしました。行政機関、大学、地域の人々からのボランティア要請に応え、我々本部がそれを管理し、登録した学生に円 滑にボランティア業務にを行っていただきます。今、ボランティアには情報の一元化が必要であり、その管理を私たちが担います。もちろん学生の参加は有志で あり、他のボランティアを行う方は、各自の判断で構いません。復興には長期的支援が必要であり、数年、数十年単位の組織にする予定です。学部学生、院生が それぞれの立場を認識しながら、復興を目指します。

ご賛同なさる学生、研究生の皆様、ぜひご協力下さい。


ご登録後、東北大学学生復興支援ボランティアMLに登録させていただきます。私たちの活動の説明、ロードマップ等ML登録者にご連絡致します。もちろん、 私たちも立ち上げ段階でして、組織運営の素人が行っております。行き不行きがあると思いますが、私たち本部の手助けをしてくださる方を含め、みなさまのお 力をお貸しください。ボランティアとして活動する場合、何よりも動ける学生の確保が不可欠です。ぜひみなさまの友達、後輩、先輩にも転送し、呼びかけてい ただきますようお願いします。


教職員の皆様、勝手ながら上述のような組織を立ち上げさせていただきます。私たちも学生なりに、東北大生であることに使命を持ち活動を行おうと考えており ます。もちろん、学生として勉学、研究活動を行うことが東北大生として果たすべき指命であり、それに支障をきたさないよう十分に配慮するつもりです。活動 とするみなさまのご指導、ご鞭撻をいただきながら、この組織の運営に努めたいと考えております。ぜひとも私たちの活動対する支援をお願い申し上げます。

お問い合わせは、以下にお願い致します。
東北大学学生復興支援ボランティア本部 
tohoku.gakusei.fukkoアットマークgmail.com

何卒よろしくお願い致します。

2011年3月24日
鈴木杏奈

東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。