2021年7月14日水曜日

6月26日(土)クイズ大会@石巻のぞみ野

 こんにちは!

2年の長岡です。報告が大変遅くなってしまいましたが、今回は626日に石巻市のぞみ野地区の新蛇田第一集会所で開催したクイズ大会についてお伝えしようと思います。

 

この活動は、HARU単体ではなく、東北大学の別のボランティア団体である「インクストーンズ」さんと「たなぼた」さんとの3団体合同企画という形で行われました。また、新型コロナウイルス感染防止のため、今回はオンラインでの活動となりました。

 

石巻市のぞみ野地区の新蛇田第一集会所では、定期的に地域食堂が開かれています。この度のクイズ大会は、地域食堂の食前・食後の時間を利用し、子供たちをはじめとして様々な世代の方々が参加できる活動を行おうと企画されたものです。

 

今回が初めての試みだったため、話し合いを重ねながら手探り状態で準備を進めました。団体ごとに、食育クイズ・石巻クイズ・謎解きの3ジャンルのクイズを用意し(ちなみに、HARUは食育クイズを担当しました)、小さな子供でも楽しめるよう、様々な難易度の問題を作るなどの工夫をしました。

 

また、今回はオンライン開催だったので、オンラインという状況にどう対処するかという点も鍵になりました。当日は、集会所と各学生とをZoomで接続した上で、集会所に設置してある大型テレビにミーティングの画面を写していただくという形で対応しました。Zoomのギャラリービューを使うと学生全員の顔が画面に映し出されるようになるので、バーチャル背景をうまく活用し、パネルクイズのように参加者に解きたいクイズのジャンルを画面から選択してもらう形式を取りました。クイズの出題・解説の際には、学生が用意したスライドを画面共有の機能で表示させました。様々な機能を駆使した結果、オンラインならではの良さを十分に引き出せたのではないかと思います。

 

当日、HARUからは2名が参加しました。HARUから実際に出題したクイズは、芋煮に関するクイズでした。クイズに参加してくれた方々と楽しいひとときを過ごすことができました😊

今回浮かび上がった反省点を活かしながら、これ以降ものぞみ野地区の活動に継続的に関わっていければいいなと思っています!


今回の活動でお世話になった、石巻市で活動されている石巻じちれんさんのFacebookはこちらです→https://www.facebook.com/jichiren/posts/5069410076407808

2021年7月6日火曜日

石巻スタディツアー

 こんにちは!文学部2年の小泉です!

今回は7月3日に行った石巻スタディツアーについて紹介していきたいと思います。

当日は運営側のHARUメンバー4人に加え6人の方に参加していただきました!

当日の行程としては石巻に到着後、漫画ロードなどの中央区の町並みを散策しつつ元気市場に向かいました。とてもきれいに整備されていて、震災の爪痕をほとんど感じないほどでした。また、町の至る所に石ノ森章太郎の生み出したキャラクターの像が立っていて、彼らが町の人々に愛されているのが伝わってきました。

その後元気市場という場所で昼食を取りました。石巻市は漁業が盛んだということもあり、皆さん思い思いの海由来の料理を堪能していました。昼食を取った元気市場は一階が物産店になっており、名産の鯖を多く見かけました。土曜日ということもあってたくさんの人がいらっしゃっており、非常に活気を感じました。

その後は門脇地区に移動して門脇MEETという施設で大川小学校からのオンライン語り部を聞きました。当時大川小学校で何があったか、そこからの教訓として私たちは何をしていくべきか考える貴重な機会でした。自由散策の時間では門脇MEETの、震災資料や震災時に人々が非難した日和山に行ったりして当時の状況への理解を深めました。

プログラムの締めとして門脇MEETスタッフの方の案内の下、独自開発したアプリを使って震災後の門脇地区の防災町歩きを行いました。門脇小学校、平和記念公園、保育所、頑張ろう看板など一つひとつ丁寧に、どうやって人々が非難したか、そこから何を後世に伝えていくべきかを説明していただき、私たちもこれらのことをもっと広めていく手伝いをしたいと強く思いました。



このスタディツアーを通して、石巻の人々がどのように災害に対応したか、10年の月日の中でどのように復興してきたか、そこにはどのような人々の支えがあったのか、これから何を教訓として残していくかということを多少なりとも知ることができました。この日本で生きる以上、地震や津波は決して人ごとではありません。これらが起こったときに命を大切にしつついかにベストに近い行動をとれるか、日頃から考える必要があるとわかった貴重な機会でした。



東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。