2012年5月28日月曜日

ボランティアスタートアップフェア

広報部の福本です。

今回は、先月新入生を対象に行われたボランティアスタートアップフェアについて、担当したメンバーの声を掲載します。

大学が新歓で賑わう4月、構内にはたくさんの1年生の姿が新しく見られるようになります。
新入生にとっては、苦しい受験をとうとう終え、ようやく始まる大学生活です。
中高から続けていたスポーツを続けるために学友会運動部に所属する人、新しいことをはじめようと高校までなかったような活動のサークルに所属する人、自分を高めるために集団で色々学ぶゼミに所属する人、…人にやってやりたいことは様々です。

その中、ボランティアスタートアップフェアでは複数の復興支援団体が、ボランティアに興味がある!ボランティアをやりたい!という新入生に対して活動紹介・メンバー募集を行いました。

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【ボランティアスタートアップフェア】
川内キャンパスC101 C101(C Building), Kawauchi Campus
東北大学にて、復興支援団体が一堂に会する、ボランティア相談会を開催します!
各団体がブースを設けて、活動の紹介やボランティア学生の募集を行います
この機会に、自分にあった活動や団体を見つけてください!

4月は計6回開催します。都合の良い日にお越しください。
10、17、24日(火曜日)16:45-19:00 C101
12、19、26日(木曜日)16:30-19:00 C202

参加費無料、予約不要(直接会場にお越しください)、入退場自由
主催:東北大学 東日本大震災学生ボランティア支援室
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予想より多くの新入生が震災のことやボランティアに興味を持っており、教室は訪れた新入生で賑いを見せました。
以下はスタートアップフェアを担当した井上さんの言葉です。

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HARUは木曜の回で参加させていただきました。

初回は結構大勢の新入生や在校生が来てこちらが圧倒されました。今年の新入生は震災に対しての意識が高い人が多いと感じました。

2回目は留学生が多く、英語で説明する準備をしてなかったのであたふたしました(笑)
すごくグローバルな感じで海外からの学生もボランティアや震災に興味があることを感じました。

3回目は割と落ち着いていたので個々人で話す時間が多めにとれました。 鹿児島から来た新入生が、HPで「東北大 ボランティア」で検索してHARUは九州でも有名だと言っていて、驚いたのと同時に気を引き締めて活動しなければと思いました。


毎回RerootsさんやA4Tさん、Tohoku Low Netさん ボランティア支援室さんなどと一緒でしたが、どこのブースもにぎわっていました。
このような機会を作ってくださったボランティア支援室には感謝します。

今の新入生は震災当時、宮城で被災したという学生が少ないので、全体を通して被災当時のことなどをよく聞かれました。
いきなり被災地に向かうのではなく、向かう前に震災のときの話などを先輩からでもできるといいかなと思いました。


スタートアップフェアによってHARUはメンバーが10名ほど増え現在は29名(まだ増える見込み)となり、特に教育支援など人数不足が深刻だったプロジェクトでは円滑にプロジェクトが進められるようになりました。

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震災から1年以上が経過し、当時共に活動した仲間が就職や進学で東北を離れることも出てきました。
逆に、震災当時には東北におらず、震災を経験していない新入生が入ってきます。
そしてその中には、震災やボランティアに強い関心を示し、新しく私たちの活動の仲間になってくれる方もいます。

新入生は新しい風です。
HARUがボランティアに立ち上がり、私たちは今春にてあれから2度目の春を迎えます。
古い別れを惜しみ、新しい出会いに感謝し、私たちはこれからも活動を続けていきます。

どうか今後とも私たちをよろしくお願いします。

2012年5月14日月曜日

1年2ヶ月が経ちました

広報部の目黒です。
東日本大震災から1年2ヶ月が経ちました。

地震、津波、原発事故…
世界がいまだ経験したことのない大災害から
立ち上がるには、多くの時間が必要であると感じます。

私自身は、子供を抱えて研究する大学院生なので
思うようにHARUの活動に参加できていませんが、
何かの役に立てれば、と思い所属させてもらっています。
「学生の自分になにかできることはないか」という思いから
HARUに関わるようになったのが、今から1年ほど前でした。
そして、先月の新歓では、同じような思いを胸に
HARUのメンバーに加わってくれた方々がいて、うれしく思っています。

HARUでは、津波被災地で菜の花を栽培するプロジェクトを進めていますが、
畑のある仙台市荒井の「仙台市農業園芸センター」では、
いま菜の花が満開です。


そこで、HARUでは菜の花の写生&写真大会を開催しています!
思い思いの菜の花を表現して
お送りください!締切は6月3日です。

応募の詳細はこちら。
https://sites.google.com/site/haruthuv/projects/nanohana/nanohanaippai

2012年5月6日日曜日

菜の花いっぱい!写生&写真大会


こんにちは、海隅です。
今日は菜の花プロジェクトの、これまでの菜の花育成状況と現在進行中のイベント「菜の花いっぱい!写生&写真大会 」についてお話します。

菜の花プロジェクトではこれまで、東北大学農学研究科食・農・村プロジェクトとともに仙台市農業園芸センターを中心とする、塩害を受けた畑に菜の花を試育して来ました。

その生育状況についてまずはご紹介します。

2011/10/29
種を植えてからから1か月ほど。順調に育って畑が緑色に盛り上がってきました。



2011/11/29
 2か月経過。いよいよ緑も濃く、葉のふちにギザギザが見られます。




2012/01/09 
冬を迎え、寒さが厳しくなってきました。緑色に元気よく成長していたアブラナの葉っぱたちは寒さのストレスを受けて赤みを帯びています。 




2012/02/06 
 寒さが頂点を極めるころです。先月に引き続き赤みを帯びた葉っぱで大寒の寒さを乗り越えたようです。




2012/03/01 
 少しずつ暖かくなってくる頃、冬の名残雪に包まれた赤い葉の下から緑の葉があちこちに見え始めました。



2012/04/01

 風もあたたかくなり、いよいよ春本番。先月は赤い葉の下に隠れていた新緑たちが今は主役を張って勢いを増しています。





2012/05/05 
 いよいよ菜の花が開花しました!一面の黄色で、菜の花の香りであたりはいっぱいです。写生・写真撮影には絶好のチャンスです。









この菜の花の開花時期に合わせて、HARUと東北大菜の花プロジェクトでは写生・写真大会を63()まで行なっています。今回紹介した園芸センターの菜の花に限らず、写真や絵を募集しています。この大会に応募いただいた作品は6月中旬にマルシェジャポン仙台での展示が予定されている他、特製ポストカードの参加賞もあります。皆さん奮ってご参加ください。詳細はこちら。






2012/05/06
HARU広報部
海隅 亜矢


東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。