2011年11月27日日曜日

HARUミーティング

こんにちは、HARU広報部の久保木です。

1124日に再編後2回目となる、全体ミーティングを開きました。

この全体ミーティングはHARUが抱える各プロジェクトの進捗状況や、全体で諮るべき議題について話し合っていく場です。

今回はこの会議の中を紹介させてもらいます。

まず、HARUが抱えている3つのプロジェクト、①図書館、②教育支援、③菜の花、それぞれのプロジェクトのメンバーがこれまでの活動と今後の見通しを報告してくれました。

今まで所属しないプロジェクトについて知る機会がありませんでしたが、今回の報告で知ることができたことも多いです。

図書館、教育支援プロジェクトは着実に活動を行っていて、菜の花プロジェクトも来年春、夏のイベント開催のため企画を重ねていました。

次にHARUに新たに持ち込まれた話について議論しました。

再編後まだ間もないHARUですが、学内の先生から国外の方まで多くの方から新たなプロジェクトなどの提案をいただいています。

まだ、どれを形にできるかわからないので書くことはできませんが、私たちにできることを、1つでも多くやって行こうと思います。

この後、HARUのメンバーが出席した神戸大学でのシンポジウムについての報告がありました。

95年の阪神大震災以降、神戸で活動を続ける団体と関わりなど通して、私たちが参考にしたいこともたくさん得られたと思います。

それでは最後に、会議の様子を1枚。

2011年11月19日土曜日

LIGHT UP NIPPON

HARU広報部の江藤です。



東日本大震災から8ヶ月をむかえる11月11日、東北大学にて開催された
「LIGHT UP NIPPON」高田佳岳氏の講演会に参加してきました。
(主催:東北大学経済学部 藤本ゼミ)












「LIGHT UP NIPPON」 は、高田氏をはじめ東京都内で働く20~30 代の有志が集まり、
東日本大震災後、次々と花火大会の自粛が決定する中で、
「被災地、そして日本全体を元気にするために、何かできることはないだろうか」
という想いから誕生しました。

「追悼」「復興」の意味を込めた花火大会の被災地での開催に向けて、
多くの人・企業・行政を巻き込み、6千万円以上もの募金を集め、
仙台港や南相馬市などの被災地全10ヶ所での花火大会同時開催を実現しました。

(詳細はこちらをご覧ください→ http://lightupnippon.jp/



そんな「LIGHT UP NIPPON」の発起人である高田氏の講演会に参加して、
復興への想いももちろん感じましたが、イベントやプロジェクトのプロデュースについて
学ぶことが多くありました。
そして、「とにかく”行動”すること」「人と人との繋がり」の大切さを改めて感じました。


「とにかく”行動”すること」
考えることも大切ですが、やってみないと何も始まりません、
やってみないと分からないこともたくさんあります。
何かやってみたところで壁にぶつかることもあるかもしれませんが、
そこで問題が明らかになれば解決策を探り問題をクリアしていくこともできますし、
問題をクリアし壁を乗り越えることができれば次の行動へのモチベーションとなります。


「人と人との繋がり」
コネクションが行動・挑戦の大きなエネルギーとなります。
何かをやろうとしたときに、それについて詳しい人を知っていれば、その人に聞いて
教えてもらったりやってもらったりする方が効率的に良いものができます。
LIGHT UP NIPPONは企画から実行までそれぞれの分野のスペシャリストに
仕事を任せて進めてきたということでした。
またその繋がりが広ければ広いほど、可能性も大きくなります。



先日HARUが再開してから、現在までに3つのプロジェクトが始動し、
少しずつではありますが活動を進めています。

今後、被災地の復興に向けてさらにプロジェクトが立ち上げられていくことでしょう。
そんな「新たな一歩を踏み出す」時に、今回学んだことを活かし、
被災地の方々の生活の安定や被災地の復興の力になれたらと思います。



「東北を、日本を、明るく、元気に。」



HARU広報部
江藤

2011年11月14日月曜日

8ヵ月経って

こんにちわ、広報部の津川です。

HARUが新しい形で動き始め、
それに合わせて、広報の形も少しずつ変えていこうと思っています。

正直な話、
これまではいろんなものが恐く、多くを守るために「逃げ」をとってきました。
未曾有の震災、全てが未体験の活動ということで、何が起こるか予測ができず、
また、ボランティアの性質上、それが大きな問題に発展してしまう恐れがありました。
実際、これまでに様々な失敗や挫折を経験しました。

それに、発信することに対する躊躇いもありました。
胸を張って言えるような、意味のあることが自分達にできているのか、と。
「自己満足」という言葉は、様々な場面で耳にすることになりました。

震災直後から、まずは行動を優先してきた私達ですが、このたび組織運営を見直す機会を設け、
依然行き届かないところはありますが、多方面をフォローする準備を進めています。
そしてこれからは、より本音で様々な課題と向き合う必要があると、感じました。
このブログでも、今後はなるべくありのままをお伝えできたらいいな、と思っています。


これまでの活動を通して、
人のために行動するというのが、難しいことであると、改めて感じました。
まず、人が何を欲しているのか真に理解する必要があり、
それは顕在化していない部分も多く、時には言葉と裏腹だったりします。

そして、理解したとしても、
それが自分達にできるのかという、冷静で客観的な見定めが必要です。
強い使命感や責任感のために自己管理が疎かになり、
無理をしてしまえば周りにも迷惑がかかってしまいます。

もう一つ、理解し、行動できたとしても、
それが本当にその人のためになるのか、という疑問もあります。
極端な話、悩み苦しんだあげく、
その人は現状を打破する力を、精神を、アイデアを手に入れるかもしれません。
ここで(一生をケアするわけではない私達が)手を差し伸べたら、
その機会を奪ってしまうのではないか、と。

しかし、そんなことを考えてしまうと、
何も(本当はすべきだったかもしれないことも)できなくなってしまいます。
もし、誰かのために、自分にできることはないかと考えるなら、
結局は、相手の意思を精一杯汲み取り、できることを、誠心誠意やる以外にないと、思いました。
そしてそのためには、真に人を思う、熱い気持ちが何より大事だと思いました。
自分の中で完結させた動機を持って、人の優先順位を理解し受け入れ、
人の誠意には敬意を払うことを忘れずに、今後も活動していきたいと思っています。


宮城はだいぶ日が短くなり、かなり冷え込んできましたね。
みなさん、体にはお気をつけて。


2011年11月5日土曜日

東北大学祭

HARU広報部の大塚です。


最近、気持ちの良い秋晴れが続いていますが、朝夜はやはり冷え込みますね。
冬の訪れはもうすぐです。


そんな中、東北大学では、川内北キャンパスにて11月3~5日の3日間、
大学祭が開催されました。





今年のテーマは「Link Tompei」。

このテーマ「Link」とは震災等で東北が大変の中、絆を大切にみんなで協力していくこと。
「Tompei」とは東北大学生のことであり、絆の輪をこの東北大学から発信していこうという意図が込められています。マスコットキャラクターの「ぴーとん」くんがとてもかわいらしいです。


連日地域の多くの人々が、東北大学を訪れ、大学祭を楽しんでいました。その姿を見ると震災の被害を乗り越えて、無事に開催されたことをうれしく思います。


大学祭ではイベントや模擬店はもちろんですが、今年は震災ボランティア団体の活動報告が行われていました。HARUは残念ながら参加できなかったのですが、他のボランティア団体の活動を知ることはよい刺激になります。ある展示では、これまでの活動報告だけでなく、津波で流された自転車やタイヤ、時計なども飾られており、津波の生々しい恐ろしさを改めて実感し鳥肌がたちました。






展示を拝見しながら、お話を聞いていく中で感じたことはそれぞれの団体で設立したきっかけや活動内容は異なっても、根本的に「東北の復興」という最終的な目的や「地域の人々のために」という想いは同じだということです。東北の復興はここ数年で解決することではありません。長期的に東北大生だからこそできることを、活動内容の形をニーズに合わせて変化をしながら、活動していくべきだということを再認識しました。


HARUの各プロジェクトは着々と進行しています。
今後、このブログでもプロジェクト過程を報告していきたいと思います。



東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。