こんにちわ、広報部の津川です。
HARUが新しい形で動き始め、
それに合わせて、広報の形も少しずつ変えていこうと思っています。
正直な話、
これまではいろんなものが恐く、多くを守るために「逃げ」をとってきました。
未曾有の震災、全てが未体験の活動ということで、何が起こるか予測ができず、
また、ボランティアの性質上、それが大きな問題に発展してしまう恐れがありました。
実際、これまでに様々な失敗や挫折を経験しました。
それに、発信することに対する躊躇いもありました。
胸を張って言えるような、意味のあることが自分達にできているのか、と。
「自己満足」という言葉は、様々な場面で耳にすることになりました。
震災直後から、まずは行動を優先してきた私達ですが、このたび組織運営を見直す機会を設け、
依然行き届かないところはありますが、多方面をフォローする準備を進めています。
そしてこれからは、より本音で様々な課題と向き合う必要があると、感じました。
このブログでも、今後はなるべくありのままをお伝えできたらいいな、と思っています。
*
これまでの活動を通して、
人のために行動するというのが、難しいことであると、改めて感じました。
まず、人が何を欲しているのか真に理解する必要があり、
それは顕在化していない部分も多く、時には言葉と裏腹だったりします。
そして、理解したとしても、
それが自分達にできるのかという、冷静で客観的な見定めが必要です。
強い使命感や責任感のために自己管理が疎かになり、
無理をしてしまえば周りにも迷惑がかかってしまいます。
もう一つ、理解し、行動できたとしても、
それが本当にその人のためになるのか、という疑問もあります。
極端な話、悩み苦しんだあげく、
その人は現状を打破する力を、精神を、アイデアを手に入れるかもしれません。
ここで(一生をケアするわけではない私達が)手を差し伸べたら、
その機会を奪ってしまうのではないか、と。
しかし、そんなことを考えてしまうと、
何も(本当はすべきだったかもしれないことも)できなくなってしまいます。
もし、誰かのために、自分にできることはないかと考えるなら、
結局は、相手の意思を精一杯汲み取り、できることを、誠心誠意やる以外にないと、思いました。
そしてそのためには、真に人を思う、熱い気持ちが何より大事だと思いました。
自分の中で完結させた動機を持って、人の優先順位を理解し受け入れ、
人の誠意には敬意を払うことを忘れずに、今後も活動していきたいと思っています。
*
宮城はだいぶ日が短くなり、かなり冷え込んできましたね。
みなさん、体にはお気をつけて。
0 件のコメント:
コメントを投稿