私達HARUでは現在、組織構成と業務にあるような体系をとって、東北大学の登録者向けのボランティアを中心にして地域復興支援を進めています。支援活動としては物資の支援も行っているのですが(物資支援部担当)、今回はその他の活動についてご報告したいと思います。
「現地の生の声」というほどではありませんが、このような活動を通して被災地のニーズの変化を大まかに把握できるのにも役立てればと思います。
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こんにちは、HARUメンバーのO. T.です。はじめてブログを書きます。
いきなりでなんなんですが、僕はHARUで野菜支援部を始めました。
本当は外渉部ですが、、、
HARUが立ち上がってから数日が過ぎた頃、仙台の街中はほとんど以前の状態に戻り、震災ムードが少し和らいでいるのを感じていたのですが、そのときにたまたまツイッターで、ある避難所からのつぶやきを見つけ衝撃を受けました。
「○○避難所には食料がほとんどありません。1日に1家族でおにぎり1個を分け合っている状態です。助けてください。」
という内容のものでした。
僕は一刻も早くこの避難所に食料を届けなくてはと思ったのですが、避難所全員分の食料を買っていけるだけのお金があるわけでもなく、あったところでそれを運ぶ手段ももっていない自分に気付き、なんだか情けない気持ちになってしまいました。
しかし、何もしないわけにはいかなかったので、ダメもとで仙台のある八百屋さんに「被災地に届けるための野菜を分けてください」とメールを送ってみたところ、快く承諾していただき、野菜と果物を提供してもらえることになりました。
野菜と果物を提供してくださった方からは、「自分も野菜を届けたいと思い、野菜をもって被災地に車で行ったが、緊急車両以外は通行できず、泣く泣く引き返してきた。八百屋にできることは野菜を提供することだから、ぜひ被災地にこの野菜を届けて欲しい。」と言われました。
この野菜は実際に先生に頼んで被災地に届けていただきました。沿岸部の小さな避難所などでは米や保存のきく食材はあっても新鮮な野菜や果物といったものは不足しているようで、提供していただいた野菜や果物を持っていくとても喜んでいたと聞き、僕もとてもうれしく感じました。
自分1人でできることはほとんどないけど、何かしたいと思っている人がたくさんいて、みんなの力を借りることで、被災地の人に笑顔になってもらえたことは本当に良かったと思います。
ただ、HARUで活動する中で、被災地の状況は刻一刻と変化していて、どこにどんなニーズがあるのかを知ることはとても難しいと感じています。野菜のたくさんある避難所に野菜を届けても、それは迷惑になってしまいますし、大人数が避難している場所に少量の物資を持っていっても、不平等になってしまうため結局捨てることになったりもします。
個人的にはこれからも野菜支援をおこなっていこうと思っていますが、どこにどんなニーズがあるのかの把握はしっかりして、被災地の人達が元気になってくれるように頑張っていきたいです。個人的に野菜募金も始めたいと思っています。
みんなで日本を元気にしていきましょう!
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