2013年5月30日木曜日

【連載コラム】井上×小野寺対談 「今後の展望」


 

②今後の展望

小野寺:4年生から卒業までの間と、卒業後はどんなことをしたいと考えているか?

井上:大学院に行こうと思っている。活動は出来る範囲で続けるし、もう抜けられないんだろうなと、心を決めている。もはや半澤農園と僕はボランティアの関係じゃなくなっているし、親戚の家に遊びに行くような感じ。卒業してもふらっと行くと思う。みんなにもそのような関わりが生まれてくると良いと思う。半澤農園は今年新しいハウスが建ち、震災前の規模になるだろう。そこで経営も成り立っていくだろうけど、いちごプロジェクトがそこで終わると思うと何かさびしいなと思っている。最初は東日本大震災というのがあって活動していたけど、スーパーに行っていちごがあっても作っている人が分からないし、どんな過程をへてパックされた状態になるのかって普通の人は分からない。それが分かるようになると、食べ物のありがたみがわかるのではないか。

小野寺:作った人が分かるようにしたい?

井上:いちごに限らず、農作物に対する考え方が僕の中で変わったような気がした。でもそういうことは本や授業で「農業が大事である」と教えられるのではなくて、一回フィールドワークで体験してみると一番分かるのではないか。そのような体験場所になってもよいのではないか。

 

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東北大学地域復興プロジェクト"HARU"は、
東日本大震災からの復興支援・地域再生を目的として結成されたボランティア団体です。
現在は主に、仮設住宅での
支援活動をおこなっています。
東北大学の公認をいただいており、今後も地域に寄り添った活動を続けていく予定です。